親知らずは、奥歯の最後に位置する第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)とも呼ばれ、通常は上下に4本存在します
通常は歯列の中で最後に生えるため、十分なスペースがない場合や他の歯とぶつかる場合など、様々な問題が引き起こされることがあります
お口の中には、歯はもちろん、歯肉、舌、唇などの粘膜、粘膜の下の唾液腺、さらに顎関節など、さまざまな大切な部位があります
近年では口腔癌に関しても関心が増え、相談件数も増えております
おかしいなと感じたら、早めの相談をお勧めします
当院では、必要に応じて、新型歯科用CTにて撮影の上、正確な診断をいたします
信頼できる医療機関とも連携を取りながら、より高度な技術や特殊な器具が必要な場合や緊急性のあるときは、医療連携体制を活用し、迅速に対応いたします
親知らずが他の歯と競合し、歯列の歪みや噛み合わせの問題を引き起こす可能性があります
この場合、親知らずを抜歯することで、歯列の健康や噛み合わせを改善することができます
親知らずが完全に生えずに歯茎の下に埋まった状態を指します
感染や腫れ、痛みを引き起こす可能性があります
また、近隣の歯や歯茎に圧力をかけ、さらなる問題を引き起こすこともあります
これらの理由から、埋伏した親知らずは抜歯が推奨されることがあります
親知らずは、通常の歯磨きや歯間清掃が困難な場所に位置しているため、適切なケアが難しいことがあります
その結果、親知らず周囲の歯茎や骨組織に歯周病が進行しやすくなり、ひどい時には手前の歯がダメになることもあります
親知らずが歯周病を引き起こす場合、抜歯が検討されることがあります
親知らずは他の歯と比較して清掃が難しいため、虫歯のリスクが高まることがあります
歯の表面や歯の隙間に食べかすや細菌が溜まりやすくなり、虫歯が発生しやすくなります
虫歯が進行すると、歯の根元や周囲の組織にも影響を及ぼすことがあります
虫歯の進行が深刻である場合、親知らずのみならず、手前の歯の抜歯が必要となることもあります
親知らず周囲の感染が進行すると、炎症や感染が全身に広がる可能性があります
これにより、全身症状やリンパ節の腫れ、顔面の腫脹などが引き起こされることがあります
親知らずが正常に生えていない、隣の歯の虫歯や歯槽膿漏の原因、隣の歯を押して歯並びを悪くしている、抜歯したほうが口の中の環境が良くなるなど色々な原因があり、簡単に抜歯出来るものから入院全身麻酔下に行わなければならない場合もあります
顎関節症は、顎関節や周囲の組織の疾患や障害です
顎関節の痛み、関節の腫れ、開口障害などが症状として現れることがあります
複雑な経過と疾患構造から、専門病院の紹介を行うことがあります
近年口の中の腫瘍の早期発見の重要性が提起されています
口腔内にできる腫瘍や腫瘍様病変は、手術的な切除が必要な場合があり、早期の治療でダメージを小さくすることができます
舌や、頬粘膜、口蓋などに気になる「できもの」「治らない口内炎」などが見つかった場合には、お早めにご相談ください
必要があれば専門の病院へスムーズに連携いたします
転倒や事故で歯をぶつけた場合、できるだけ早めの受診をお勧めします
お電話でご連絡いただければ、緊急に対応いたします
もし歯が、脱落してしまったら、できるだけ唾液に浸けてご来院ください
なお、頭部などの外傷や、強い首の痛みなどがある方は、そちらの診察受診を優先してください
欠損した歯を回復するためにインプラント手術を行います
インプラントは、顎の骨に埋め込まれる人工の歯根であり、その上に人工の歯が取り付けられます
手術的なプロセスには、インプラントの挿入と骨の統合(インプラントが骨と結合する過程)が含まれます
口内炎は一般に1~2週間で治癒しますが、難治性口内炎は原因がわかりにくく、数週間経ってもなかなか治らず、ウイルス性疾患やアレルギー疾患、自己免疫性疾患が関与していることもあり、まれにがんに進行しているものもあります
病気、ストレス、薬の副作用、口呼吸、加齢、脱水状態など、「生活習慣」「加齢」「全身疾患」が影響します
長期間放置すると、虫歯・歯周病、口臭、味覚障害、誤嚥を引き起こすリスクが高まります
口を開けたり閉じたりする時、あごがカクカクしたり痛くて開ける事が出来なかったりする症状の多くは顎関節症という病気です
顎関節症はあごの関節や筋肉に異常な力がかかることによって発生すると考えられており、日常生活に支障をきたすことも考えられます
健康な人でも、口の中には非常にたくさんの細菌が生息しており、虫歯、歯周炎からの感染は、口腔内にとどまるだけでなく、首の周り、喉の奥、上顎洞(蓄膿症)といったところにも広がります
このような場合、適切な治療を受けないと、腫れにより呼吸困難となることもあり、全身状態の悪化で生命の危機にさらされることがあります
交通事故や転倒した場合の頭頸部領域の外傷では、時に咀嚼、嚥下、会話など生命に関わる機能が障害されます
顎骨骨折や顔面の裂傷の治療は受傷後早期の治療が必要です
口腔内や顎、唾液腺などの頭頸部にもがんは発生します
症状は、歯ぐき、唇、舌の腫れ、口からの出血、唇やオトガイ部の知覚異常(しびれ感など)、嚥下時の違和感、口腔粘膜の色に変化が現れます
進行すると咀嚼、嚥下、会話に障害をきたすようになります